食物繊維が多い食品ランキング&一覧表|1食で摂れる量と選び方
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食物繊維が多い食品ランキング&一覧表|1食で摂れる量と選び方

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「食物繊維が多い食品」の答えを先にお伝えすると、含有量のトップは乾物(ひじき・きくらげ・切り干し大根)、毎日の食事で現実的に量を稼げるのは「もち麦・納豆・豆類・海藻・きのこ・根菜」 とされています。日本人の平均摂取量は1日14g前後で、目標量(18〜64歳で男性21g以上・女性18g以上)に対して4〜7g不足していると報告されているため、「毎食1品足す」だけで不足分の多くを補える計算になります。

この記事では、100gあたりの含有量ランキングと「1食で実際に摂れる量」の早見表 を最初に示し、水溶性・不溶性の選び分け、目的別(便秘・ダイエット・血糖値)の選び方、摂りすぎのNG例までを、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」や文部科学省「日本食品標準成分表」などの公的資料をもとに整理します。持病がある方や治療中の方は、食生活を大きく変える前に医師・管理栄養士へご相談ください。

ポイント

迷ったらこの3つだけ:「主食をもち麦入りに(+2〜3g)」「納豆1パック(+3g)」「味噌汁に海藻ときのこ(+2g)」。合計で1日+5g前後となり、多くの人の不足分をおおむねカバーできます。

【一覧表】食物繊維が多い食品ランキング

数値のトップは乾物ですが、1食で実際に摂れる量で選ぶなら、もち麦・納豆・豆・さつまいもが実用的な上位 です。

まず、可食部100gあたりの食物繊維量の目安です(日本食品標準成分表をもとにした概数で、調理法や品種により変動します)。

食品(状態)総量(g/100g)水溶性不溶性
きくらげ(乾)約57
ひじき(乾)約51
切り干し大根(乾)約21
いんげん豆(ゆで)約13
あずき(ゆで)約12
おから(生)約11
オートミール約9
納豆約7
ごぼう約6約2約3〜4
アボカド約6
ライ麦パン約6
ブロッコリー約5
さつまいも(蒸し・皮つき)約4
玄米ごはん約1.4
白米ごはん約0.3

ただし、乾物を1食で100gも食べることはありません。実際に選ぶときは 「現実的な1食量で何g摂れるか」 に置き換えるのが実用的です。

食品と現実的な1食量摂れる食物繊維の目安
さつまいも 小1本(約150g)約5〜6g
ブロッコリー 数房(約80g)約4g
ゆで大豆・煮豆 小鉢(約50g)約3〜4g
納豆 1パック(約45g)約3g
もち麦ごはん 茶碗1杯(白米3:もち麦1)+約2〜3g
わかめ・ひじきの小鉢(乾物5g程度)約2〜3g
りんご 皮つき1/2個約2g
ポイント

高い数値の食材を探すより、「主食(大麦・玄米)」「汁物(海藻・きのこ)」「副菜(豆・根菜)」の3枠に上の食品を割り当てるほうが、献立を崩さずに総量を確保しやすくなります。

水溶性・不溶性の違いと「1:2」バランスの目安

水溶性・不溶性の違いと「1:2」バランスの目安

食物繊維には働きの異なる2種類があり、水溶性1:不溶性2のバランスと体調のサインで過不足を見分ける のが実用的とされています。

  • 水溶性食物繊維:水に溶けてゲル状になり、糖の吸収をゆるやかにしたり、コレステロールの排出を助けたり、腸内細菌のエサ(発酵)になったりするとされます。多く含むのは、海藻、こんにゃく、大麦・オーツ麦(βグルカン)、ごぼう(イヌリン)、果物(ペクチン)など。
  • 不溶性食物繊維:水を含んでふくらみ、便のかさを増やして腸の動きを促すとされます。多く含むのは、穀物、豆、きのこ、根菜など。

理想的な摂取バランスは ==水溶性:不溶性=おおむね1:2== が目安とされています。日本人は穀物・野菜由来の不溶性に寄りやすく、水溶性が不足しがちと考えられます。

バランスの簡易チェック(あくまで目安)

  • 便が硬くコロコロしている → 水分不足や不溶性過多の可能性
  • お腹が張りやすい・ガスが増えた → 急な増量や発酵性繊維の摂りすぎの可能性
  • 海藻・豆・果物をほとんど食べていない → 水溶性が不足しがち
  • 主食が白米・白パン中心 → 総量そのものが不足しがち
補足

「不溶性をたくさん摂れば便秘が改善する」とは限りません。水分が足りないまま不溶性を増やすと、かえって便が硬くなり詰まりやすくなることがあるとされています。水溶性・不溶性・水分の3点セットで考えてみてください。

目的別の選び方:便秘・ダイエット・血糖値が気になるとき

同じ「食物繊維が多い食品」でも得意な働きが異なるため、目的によって優先する種類を変える とより目的に沿った選び方ができます。

ケース1:便通を整えたい 水溶性(海藻・果物・大麦)と不溶性(豆・きのこ・根菜)をバランスよく、かつ 水分をしっかり 摂ることが基本とされています。不溶性に偏ると便が硬くなることがあるため、もち麦・オートミール・果物といった水溶性源も意識すると良いでしょう。適度な運動も腸の動きを助けるとされています。

ケース2:ダイエット・体重管理 低エネルギーでかさを出せる きのこ・海藻・こんにゃく を活用し、噛みごたえで満足感を高めるのが現実的です。ただし「食物繊維を摂れば痩せる」という単純な話ではなく、総エネルギー収支が前提になります。

ケース3:食後血糖値が気になる 水溶性食物繊維(大麦のβグルカン、海藻、ごぼうのイヌリンなど)は、糖の吸収をゆるやかにする可能性が指摘されています。食事の最初に野菜・海藻・きのこ類を食べる順番の工夫を併用する人もいます。ただし血糖管理は個人差が大きく、治療中の方は必ず主治医の指示を優先してください。

目的優先したい食品ひとことメモ
便通を整えるもち麦・海藻・豆・きのこ+水分水溶性と不溶性の両方を
体重管理きのこ・海藻・こんにゃく低エネルギーでかさ増し
食後血糖が気になる大麦・ごぼう・海藻治療中は主治医を優先
注意

ここで挙げた働きは「期待される傾向」であり、効果には個人差があります。症状や数値の改善を目的とする場合は、食事の工夫と並行して医療機関での評価を受けることをおすすめします。

今日から「+5g」を作る3ステップと習慣化のコツ

不足分の+4〜7gは、主食の置き換え・常備菜・「1日1海藻・1豆」の3つを仕組み化 すれば無理なく続けられるとされています。

実践ステップ

  1. まずは「いつもの食事+1品」を1〜2週間続け、お腹の反応を見る(納豆1パック、味噌汁にわかめなど)。
  2. 慣れたら主食を「もち麦入りごはん・玄米・オートミール・全粒粉パン」のいずれかに置き換える。
  3. 水分をこまめに増やし、便通や体調の変化を1週間単位でゆるく振り返る。

続けるための3つの仕組み

  • 主食の置き換えを初期設定にする:白米にもち麦を1〜2割混ぜる、食パンを全粒粉・ライ麦に替えるなど、一度ルールにすると毎日自動的に底上げできます。
  • 常備菜で備える:ひじきの煮物、切り干し大根、煮豆、きんぴらごぼうは日持ちしやすく、忙しい日でも一品足せます。冷凍ブロッコリー・乾燥わかめ・ミックスビーンズも便利です。
  • 「1日1海藻・1豆」を合言葉にする:味噌汁にわかめ、納豆1パック、と決めるだけで水溶性・不溶性の両方を底上げできます。
まとめ

急に大量に増やさず、1〜2週間かけて段階的に がコツです。一度に増やすとお腹の張りやガスが出やすく、挫折の原因になります。小さく始めて習慣化することが、結局いちばんの近道です。

そもそもなぜ不足する?3つの原因

食物繊維が不足する背景は、主食の精製化・豆や海藻など副菜の減少・外食や加工食品への偏り の3つに集約されると考えられています。

玄米から白米、全粒粉から精白小麦へと精製が進むと食物繊維は大きく減るとされ、毎日3食の主食で積み重なると無視できない差になります。また、野菜は1日350g以上が目標とされる一方、多くの世代で届いていないと報告されており、特に豆類や海藻は意識しないと食卓に上りにくいのが実情です。外食・中食・加工食品は主食と主菜が中心になりやすく、副菜のボリュームが小さくなりがちです。

不足を招きやすい習慣起こりやすいこと
白米・白パン・麺類が中心穀物由来の食物繊維が減りやすい
朝食を抜く/菓子パンで済ます1食分の繊維源が丸ごと欠ける
野菜は付け合わせ程度1日350gに届きにくい
豆・海藻をほとんど食べない水溶性食物繊維が偏って不足しやすい
注意

食物繊維不足は便通の乱れだけでなく、食後血糖値や脂質代謝にも関わる可能性が指摘されています。ただし不調の原因は多岐にわたるため、症状が続く場合は食事だけで判断せず医療機関にご相談ください。

摂りすぎ注意:やってはいけないNG対応5つ

「一気に大量摂取」「不溶性ばかり」「水分不足」「サプリ過信」「持病があるのに自己判断」 の5つは、良かれと思った行動がかえって不調を招くNG対応とされています。

  1. いきなり大量に増やす:短期間で大幅に増やすと、お腹の張り・ガス・下痢や便秘の悪化が起こりやすいとされます。1〜2週間かけて段階的に。
  2. 不溶性食物繊維だけに偏る:水分が不足したまま不溶性を増やすと、便が硬くなり詰まりやすくなることがあるとされます。水溶性と水分をセットに。
  3. 水分を摂らない:食物繊維は水分とともに働くとされます。増量時こそ、こまめな水分補給を意識してください。
  4. サプリやパウダーだけに頼る:手軽ですが、食品由来のビタミン・ミネラルが伴いません。過剰摂取はミネラルの吸収に影響する可能性も指摘されています。あくまで食事の補助と位置づけるのが無難です。
  5. 持病があるのに自己判断で大幅変更する:過敏性腸症候群(IBS)では発酵性の糖質(FODMAP)で不調が出る人がいるとされ、腎臓病などでは食事制限が必要な場合があります。治療中の方は必ず主治医・管理栄養士の指示を優先してください。
注意

「体に良いものは多いほど良い」とは限りません。強い腹痛・血便・体重減少・長引く便通異常などがある場合は、食事の調整だけで様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。

1日の目標量と公的データの確認先

公的機関は 成人でおおむね男性21g以上・女性18g以上(18〜64歳)を目標量 として示しており、一次情報で確認するのが確実です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、成人の食物繊維の目標量として上記の数値が目安として示されているとされています。年齢区分により数値は異なり、改定もあるため、最新版をご自身の年齢区分で確認することをおすすめします。

食物繊維は、腸内環境の改善や生活習慣病の予防に関与する成分として位置づけられ、日本人では摂取量が目標量に達していない人が多いとされています。(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」「e-ヘルスネット」の趣旨より)

また、野菜の摂取目標「1日350g以上」も、食物繊維を確保する上での実用的な指標になります。根拠を確認したい場合は、次の一次情報が参考になります。

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(最新版)
  • 厚生労働省「e-ヘルスネット」食物繊維の解説
  • 文部科学省「日本食品標準成分表」(含有量の数値根拠)
補足

本記事の含有量・目標量は上記の公的資料をもとにした概数です。サプリメントや特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品を検討する場合は、表示されている根拠と摂取目安量を確認し、必要に応じて専門家へ相談してください。

よくある質問

Q1. 食物繊維が多い食品で、いちばん手軽なものは何ですか? A. 手軽さでは 納豆・もち麦ごはん・乾燥わかめ が代表的とされています。納豆1パックで約3g、主食を白米3:もち麦1にすると数g上乗せでき、味噌汁にわかめを足すだけでも水溶性食物繊維を補えます。まずはこの3つから試すのが続けやすいでしょう。

Q2. 1日にどれくらい摂れば良いですか? A. 成人で 男性21g以上、女性18g以上(18〜64歳) が目標量の目安とされています(厚生労働省、2020年版)。平均摂取量は14g前後とされるため、多くの人は4〜7gほど足すイメージです。年齢区分や最新版で数値が異なる場合があるため、詳細は公的資料でご確認ください。

Q3. 摂りすぎると体に悪いですか? A. 通常の食事の範囲では摂りすぎの心配は少ないとされますが、短期間での大量摂取やサプリの過剰 は、お腹の張り・下痢・便秘の悪化や、ミネラル吸収への影響が指摘されています。増やすときは段階的に、水分とあわせてが基本です。

Q4. 便秘なら不溶性食物繊維を増やせば良いですか? A. 必ずしもそうとは限りません。水分が不足したまま不溶性に偏ると、かえって便が硬くなる ことがあるとされます。水溶性(海藻・もち麦・果物)と不溶性(豆・きのこ・根菜)、そして水分をバランスよく摂ることをおすすめします。便秘が続く場合は医療機関にご相談ください。

Q5. コンビニで買うなら何が良いですか? A. もち麦入りおにぎり・蒸し大豆やミックスビーンズ・めかぶやもずくの小鉢・干し芋 などが手軽とされています。サラダを選ぶ場合は葉物だけのものより、豆・海藻・根菜入りを選ぶと食物繊維を確保しやすくなります。

Q6. サプリメントで補っても良いですか? A. 補助としては選択肢になりますが、食品由来の栄養が伴わない点と過剰摂取 に注意が必要です。基本は食品から、足りない分を無理のない範囲で補う考え方が無難とされています。持病がある方や薬を服用中の方は、利用前に医師・薬剤師にご相談ください。

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最後に、本記事の数値や見解は厚生労働省・文部科学省などの公的資料をもとにした概数・一般的な情報であり、効果や適切な摂取量には個人差があります。体調や持病に応じた最適な食事は人それぞれ異なるため、気になる症状がある場合や治療中の場合は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。

(最終確認日:2026年7月17日)

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